閉ざされたドア, イーディス・ウォートン

第一章


心地よいランプの明かりに照らされた書斎を行きつ戻りつしていたヒューバート・グラニスは、足を止めて、暖炉の上の置き時計と腕時計をくらべてみた。

八時三分前。

もう三分もすれば、著名な法律事務所アスカム・アンド・ペティローのピーター・アスカム弁護士が、時間きっかりにアパートの呼び鈴を押すことだろう。アスカムが時間に几帳面で助かった。どっちつかずの状態は、グラニスの神経にとって、徐々に耐え難いものになっていた。呼び鈴の音は、最終幕が開く合図だ。これより先、二度と上がることのない幕の――神かけて、もう二度と。

ふたたび部屋の往復が始まった。ドアの反対側まで来るたびに、フィレンツェ様式の鏡――以前ディジョンで見つけた年代物の上等なクルミ戸棚の上にかかっている――に映った自分の姿が目に入る。細身ですばやい身のこなし、念入りにブラシをかけた服を着込んではいるが、皺の刻まれた顔、こめかみには白髪が混じる。鏡に向かうと、いつも反射的に背筋を伸ばしてしまう猫背。疲れた中年男がいた。途方に暮れ、打ちのめされ、疲れ果てた男だ。

そうやって自分の姿を見定めるのも三度目か四度目を数えたころ、ドアが開いた。安堵のあまり逆に胸を高鳴らせて、やってきた客を迎えようと振り返った。だが入ってきたのは、召使いただひとり、苔に覆われたようになめらかな古いトルコ絨毯の上を、音もなく近寄ってくる。

「アスカム様よりお電話がございました。急な御用が出来なさったそうで、八時半までお越しになれないとのことでした」

落胆したグラニスは返事をする気にもなれない。反射的に動いてしまわないよう自分をコントロールすることが、だんだんむずかしくなっているのだ。きびすを返して背を向けたグラニスは、肩越しに言った。「結構。食事を遅らせてくれ」

傷ついた召使いの視線が背中に痛い。旦那様は以前はいつだって、大変穏やかにお話になる方だったのに――グラニスの態度が変わったことは、みんなもう気がついていて、階下でもあれこれ取りざたしているにちがいない。おそらくはその原因にも薄々気づいているのだろう。ライティング・テーブルの前に立ってイライラと机を叩きながら、召使いが部屋を出ていく音がするのを待った。椅子に身を投げ出すようにして腰をおろし、両肘をついて、組んだ手の上に顎をのせる。

あと三十分もたったひとりでこれに向き合わなければならない!

アスカムは何の用事で遅くなったんだろう、と苛立ちまぎれに考えた。仕事上の用件であることは、まちがいなかろう。――時間に厳しい弁護士が、夕食の約束を遅らせるほどのことなのだ。ことにグラニスは手紙で「あとで仕事上の話があります」と言っておいたのだから。

だが、こんな遅い時間に起こった仕事上の用件とはいったいなんだろう。

弁護士を呼ぶ惨めな人間がもうひとりいたということか。どのみち自分は、来てほしい理由をそれとなくさえ言ってはいないのだ。どうせアスカムは、遺言状にもうひとつ変更を加えたいんだろう、ぐらいにしか考えていないにちがいない。確かに自分は十年ほど前、小規模の地所を相続したときに、遺言状を飽くことなく手直しし続けた過去がある。

不意に思い当たって、グラニスは思わず立ち上がった。血色の悪いこめかみに血が上ってくる。自分が六週間前、センチュリー・クラブで弁護士に言ったことばを思い出したのだ。

「ええ――わたしの戯曲は採用されたも同然なんです。契約を検討する段になったら、すぐにお電話しますよ。演劇関係の連中なんて、まったく信用ならない。間を取り持ってくれる人は、あなた以外考えられませんから」

もちろんアスカムは、会いたいと言っているのはその件だと思っているのだ。そのことを考えるとグラニスは、声をあげて笑い始めた。奇妙な、芝居に出てくるような笑い声、メロドラマに面食らった悪役が不意にあげる、はじけるような笑い声。そんなことをしている愚かしさと不自然さが恥ずかしく、グラニスは腹を立てて唇を固く引き結んだ。おつぎはモノローグでも始めるつもりか。

左手を下に回してライティング・テーブルの上側の引き出しを開けた。右隅にはフォルダーに綴じてある分厚い原稿があり、結わえた紐の内側に、手紙が滑りこませてある。原稿の隣には、小型のリボルバーがあった。グラニスはこのふたつ、奇妙な組み合わせをしばらくじっと見ていた。紐の下から手紙を抜き出し、ゆっくりと開く。手が引き出しに触れたときから、自分がそうすることはわかっていた。視線が手紙をとらえたときは、抗うことのできない力が働いて、どうしても読み返さざるを得なくなってしまうのだった。

「ダイヴァーシティ・シアター」のレター・ヘッドの下には、四週間前の日付が入っていた。

親愛なるグラニス様

先月一杯、熟考を重ねた結果、これは使えない、上演することはできないと判断いたしました。ミス・メルローズとも議論いたしました。私どもの劇場には、敢えて博打を打とうとするものはおりません。残念ですがミス・メルローズも私と同じ考えです。ミス・メルローズが怖れたのは――私も同じ意見ですが――詩ではないのです。私どもは、詩劇ならば、上演に向けてできる限りのお手伝いをしたいと思っております。一般の人々も詩劇を待ち望んでいるでしょう。人々の待ち望むものを最初に提供する上での、財政上のリスクは、喜んで負うつもりでおります。けれどもこの作品が、待ち望まれたものであるとは思えないのです。実際のところ、あなたの戯曲には、詩を受け入れるためのドラマ性に欠けています。その欠点は全編を通じてのものです。着想はすばらしいのだけれど、未だ産着を着た赤ん坊の状態を脱してはいないのです。

これがグラニスさんの書いた初めての戯曲なら、書き直してください、と言うかもしれません。けれども、これまで拝見した戯曲のいずれも、まったく同じなのです。グラニスさんも『風下の海岸』がどうなったかは覚えておいででしょう。制作費の一切をご負担してくださいましたが、あの作品は、たった一週間さえも劇場を満杯にできませんでした。おまけに『風下の海岸』は現代の問題劇でした。なんとかやっていこうと思えば、無韻詩よりもはるかに楽なのです。まだ試していらっしゃらない種類の戯曲がある、と言っているわけではないのです。……

グラニスは手紙を畳むと、丁寧に封筒に収めた。なんでまた読み返したりしたのだろう。一行一行、すべて暗記しているというのに。一ヶ月前にこれを目にして以来、夜ごと、まんじりともできない瞼の裏側に、炎に包まれた手紙が浮かび上がってくるというのに。

「これまで拝見した戯曲のいずれも、まったく同じなのです」

それがあいつらの、十年間休むことなく、精魂込めて書いてきた仕事に対する仕打ちなのだ。

「グラニスさんも『風下の海岸』がどうなったかは覚えておいででしょう」

ちくしょう、忘れられるとでも思っているのか。いまになって抑えつけていた感情がどっとこみあげ、あらゆることがよみがえってきた。何度頼んでも上演を拒まれたこと、自分が費用を負担すればいい、自分が相続した遺産のうちの一万ドルを、成功のチャンスがあるかどうか試すために使うんだ、と突然決意したこと。熱に浮かされたように準備をし、舌が干上がるほど緊張した「開幕の夜」。さんざんな失敗。ばかげた報道。慰めてくれる友人を振り切って、こっそりとヨーロッパへ逃げ出したこと。

「まだ試していらっしゃらない種類の戯曲がある、と言っているわけではないのです」

そうだ。確かに、どんな種類も試してみたのだ。喜劇、悲劇、散文体と韻文体、軽い前座劇、短く激しい劇、中産階級の生態をリアルに描いたもの、叙情的でロマンティックなもの……そうやって最後に、一般受けをねらって「自分の才能を売り渡す」ことはもうやめよう、自分の芸術理論を五幕の無韻詩劇の形式にして、世間を圧倒しよう、と決心したのだ。

十年をかけたのだ……十年間、粘り強く取り組んできて、それが報われることなく終わったのだ。四十から五十にかけての十年間……人生最良のときではないか。さらにそれ以前の歳月、夢見るだけだった年月、吸収し準備することに費やした日々を勘定に入れるなら、人生の半分と言えるだろう。人生の半分を浪費してしまったのだ。

ならば残り半分はどうしたらよいのだろう。そう、ありがたいことに、自分はそれを決めてしまったのだ。振り向いて、不安げに時計をちらりと見た。八時十分すぎ……たった十分間で、自分の半生を嵐のように駆け抜けたとは。このうえ二十分もアスカムを待っていなければならないのだ。グラニスの場合、交友関係が狭くなるのと反比例するかのように、どんどんひとりになるのを怖れるようになったことが、良くない傾向のひとつとしてあらわれていた。

なぜ自分はアスカムを待っているのだろう。自分で問題を解決しようとしないのだろう。なにもかもに、ことばにできないほどうんざりしているのに、悪夢のようないまの生活から逃れるために、他人の力が必要なのだろう。

グラニスはもういちど引き出しをあけて、リボルバーに手をかけた。小さく薄っぺらな象牙の玩具――疲労困憊した人が打つ、皮下注射のための注射器。一方の手でそれをゆっくりと持ち上げた。もう一方の手は、耳とうなじの間、後頭部の薄い髪の毛をかきわけて探っていく。銃口をどこにあてたらいいかは、正確に知っていた。以前、若い外科医に教えてもらったことがあったのだ。その場所を探りあて、リボルバーを持っていく。だがそこからどうしても進めない。

拳銃を握る手がわななき始め、その震えは腕を伝って心臓に達し、鼓動を猛り狂わせ、喉元に吐き気となってこみあげる。弾薬の臭いは鼻を突き、弾丸が頭蓋骨を砕くさまを思うと胸が悪くなり、額から吹き出した冷や汗は、がくがく震える頬を伝って落ちるのだった。

呪いのことばを吐きながらリボルバーを置き、香水をしみこませたハンカチを出して、震える手で額とこめかみを拭う。無駄なこと――そんなことなどできはしないのは、わかっていたではないか。自分に始末をつけようとすることも、名声を手に入れようとする努力と同じく、空しい企てだった。自分に真実の人生を歩ませることもできず、これまでの人生にけりをつけることもできない。だからこそ、アスカムに助けを求めたのだ……。

アスカム弁護士は、カマンベールチーズとブルゴーニュワインが出てくるころあいに、自分が遅れたことを詫びた。

「使用人のいるところでこんな話をするのは気が引けるんだが……、実際、かなり奇妙な件で呼ばれたのです」

「そのことなら、気になさらんでください」グラニスは快活に言った。食事をすませ、連れができたことで、普段の応対に戻っていた。人生がふたたび喜ばしいものに感じられたわけではなく、単に自分自身を奥深くに引っ込めたにすぎなかったのだが。機械的に人づきあいをしていくほうが、自分のなかの奈落を人目にさらすことよりも簡単だった。

「夕食を待たせるなんて、まったくけしからんことですよ、とくにあなたのような芸術家の食事となると、なおのこと」アスカムは最高級のブルゴーニュワインをゆっくりと楽しんでいた。「実は、アッシュグローブ夫人に呼ばれたんです」

グラニスはびっくりして、急に顔を上げた。一瞬、動揺のあまりに我を忘れた。

「アッシュグローブ夫人ですって?」

アスカムは笑顔を見せた。「興味をお持ちになるとは思ってましたよ。世間の評判になるような事件には、たいそう関心がおありになることは知っていましたから。もちろんこれはまったく職務外の事件ですが――うちの事務所では犯罪事件は扱いませんからね。あの人は友人として私に意見を求めたのです。アッシュグローブは家内の遠縁にあたるのでね。それにしても、まったくのところ奇妙な事件ですな」召使いがまた入ってきたので、アスカムは急に口をつぐんだ。

「コーヒーはこちらでお召し上がりになりますか」

「いや、書斎へ持ってきてもらえないか」グラニスはそう答えると立ち上がった。先に立って、内密の話ができるカーテンで仕切られた部屋へ戻っていく。アスカムの話の続きに、興味が掻き立てられていた。

コーヒーと葉巻が給仕されている間、グラニスはそわそわしながら、手紙にざっと目を通したり――ありきたりのどうでもいい手紙と請求書ばかりだった――夕刊を取り上げたりした。広げた夕刊の見出しに目が留まる。

ローズ・メルローズ、詩劇上演を計画
待望の詩人、見つかる

胸をとどろかせながら、先を読んだ。あまり聞いたことのない若い作家の名があがっており、戯曲のタイトルに続く「詩劇」のことばが、目の前で踊った。グラニスは夕刊を落とした。気分が悪くなり、吐き気がした。本当だったのだ。それでは……ローズは「やる気」だったのだ。儀礼的にそう言ったのではなく、ほんとうにローズの信頼を得られなかったのだ。

グラニスは、わざとぐずぐずしているようにさえ見える召使いに向かって、

「フリント、今夜はもう結構。戸締まりは私がしておこう」と言った。

フリントのやつ、おとなしく言うことを聞いているような顔をしているが、実は驚いているんじゃないか。いったい何があるんだろう、旦那様は自分が邪魔になるようなことでもするのだろうか、などと。おそらくフリントは口実を見つけて、様子を見に戻ってくるだろう。突然グラニスは、自分がスパイの網の目に取り囲まれているような気がしてきた。

ドアが閉じるが早いか、グラニスはアームチェアに腰を下ろし、アスカムの葉巻から火を借りようと身を乗り出した。

「アッシュグローブ夫人のことを話してください」ひび割れた唇から出たような、固い自分の声が耳に響いた。 「アッシュグローブ夫人ですか。さて、お話するようなことはそれほどないのですが」

「それは、話せない、ということですか」グラニスは笑顔を見せた。

「そうではないと思いますよ。実のところ、夫人は弁護士を選ぶためのアドバイスを求めてきただけです。内密にしておかなければならないようなことは何もないんですよ」

「で、どのような印象をお持ちになりましたか、夫人に会って」

「印象ですか。率直に言って、おそらくなにもわからないでしょうな」

「と言うと……?」グラニスはつぶやくと、葉巻をふかした。

「私の確信は揺るぎません。アッシュグローブを毒殺したのがだれであるにせよ、やり方を知っている者の犯行であることはまちがいない、そのことを考えれば、決して犯人はあがらないでしょう。それはそうと、これはすばらしい葉巻ですな」

「お気に召しましたか。キューバから取り寄せているのです」つられてグラニスも深々と吸い込んだ。

「それでは、賢い犯罪者は決して捕まらない、という説を信奉なさっている、というわけですな」

「もちろんそういうことです。ご自身の場合もそうだ。この十二年間というもの、重大な殺人事件が一件も解決されていない」アスカムは紫煙の向こう側でなにやら考えていた。

「たとえばご家族のことです。手元に資料があったんだが忘れてしまったな。ジョゼフ・レンマン老人が故殺された件を考えてみましょう。あの事件がいつか解明されるとお考えですか」

アスカムのことばが続いている間、グラニスはゆっくりと書斎を見回していた。あらゆるものが、見慣れた、いやがうえにも馴染みになった顔つきでこちらを見返している。この部屋を見るのなんて、もううんざりだ。古女房の顔のようなものだ。ゆっくりと咳払いすると、アスカムの方に目を戻して言った。「私がレンマン殺害事件を説明してみましょう」

アスカムの目に火がともった。犯罪事件に寄せるグラニスの関心を、分かち合おうというのだ。

「なんとなんと。いままでずっと意見をお持ちだったのですかな。これまでおっしゃらなかったのが不思議だ。さぁ、どうぞお話になってください。レンマン事件のある側面は、アッシュグローブ事件にも似ていないとは言えませんな。ご意見が参考になるかもしれません」

グラニスは口をつぐむと、その目は本能的に、ふたたびリボルバーと原稿が並んで収まっているテーブルの引き出しへと向けられた。ローズ・メルローズに別の戯曲を書いてみせたらどうなるだろう。それから机の上の手紙と請求書に目を転ずると、生活のほとんどを占める死んだような日常のあれこれ――来る日も来る日も同じ、ロボットのような仕草を繰り返す――が、儚い幻想を追い払った。

「意見ではないのです。ジョゼフ・レンマンを殺した人物を知っているのです」

アスカムはゆっくり楽しもうと、楽な姿勢になってすわりなおした。

「ご存じだ、と。だれのしわざなんです」と笑った。

「わたしです」とグラニスは立ち上がった。

目の前に立ったグラニスを、まじまじと見上げていたアスカムは、すぐにはじけるように笑い出した。

「ほほう、それはすばらしい。あなたが殺したんですと? おそらくは遺産を相続するため、ですかな? ますます結構。続きをどうぞ。秘密を打ち明けてください。一切合切、話してくだすってかまいません。告白は魂の平安に願ってもないことですからな」

グラニスはアスカムが喉の奥から最後まで笑い声を絞り終えるのを待ち、片意地な調子で繰り返した。「私が殺したのです」

ふたりはしばらくの間見つめ合ったが、こんどはアスカムも笑おうとはしなかった。

「グラニス」

「わたしが殺したんです。おっしゃるように、金のために」

ふたたび沈黙が訪れた。グラニスは意識のどこかで楽しんでいることを漠然と感じながら、アスカムの表情が、楽しげなものから不安げなものへと変わっていくのを見ていた。

「何の冗談ですかな。よくわからないんだが」

「冗談ではないんです。ほんとうのことなんですよ。わたしが殺したんです」最初の苦痛に満ちた、喉から絞り出すような声音も、繰り返していくうちに、だんだん楽なものになっていた。

アスカムは消えてしまった葉巻を口から離した。

「どうしたんです。どこかお悪いのですか。いったいどうしてしまったんです」

「まったく異常はありません。私がいとこのジョゼフ・レンマンを殺したのだし、殺したということを知っていただきたいのです」

「知ってほしい、と?」

「そのとおり。だからこそ、あなたをお呼びしたんです。生きるのに疲れた。自殺しようにも、怖じ気づいてしまってダメなんです」あたかも喉の奥にあったつかえがすっかりとれたかのように、グラニスのことばは淀みもせずに流れ出る。

「なんということだ、なんということだ」アスカムは喘いだ。

「ただ思うのは、これが第一級故殺であることは間違いありませんね? 告白すれば、まちがいなく電気椅子送りになりますね?」

アスカムは長いため息を吐いた。それからゆっくりと言った。

「おすわりになってください。とにかく、話をお聞かせ願おうじゃありませんか」


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