Install Directory Structure

AutoItのインストーラは下表で説明するディレクトリ構造(通常、\Program Files\AutoIt3に作成されます)を作成します。またインストーラはスタートメニューにショートカットを作成しますがそれ以外のファイルを追加/修正することはありません。

ファイルとディレクト 説明
(トップレベルのファイル)
AutoIt3.exe AutoItのメインプログラムです。スクリプト実行時に必要となるただひとつのファイルです!
AutoIt3_x64.exe AutoItのx64バージョン (インストールされている場合)
AU3Info.exe AutoIt Window Info Tool
AU3Info_x64.exe Au3Infoのx64バージョン (インストールされている場合)
AU3Check.exe AutoItの文法チェッカー
AutoIt.chm AutoIt3.chmとUDFs3.chmを使用するヘルプファイル
Uninstall.exe AutoItアンインストーラ
AutoIt v3 Website.url http://www.autoitscript.com/autoit3/へのショートカット
Aut2Exe
Icons\ エクスプローラで.au3ファイルのアイコンとして使用されるアイコンがあります。
Aut2Exe.exe スクリプトコンパイラ
Aut2Exe_x64.exe Aut2Exeのx64バージョン (インストールされている場合)
AutoItSC.bin コンパイルされるスクリプト用の実行可能スタブ
  AutoItSC_x64.bin コンパイルされるスクリプト用のx64実行可能スタブ
UPX.exe UPX コンプレッサー(exeファイルのサイズを小さくします)
Examples
GUI\ AutoItで書かれたGUIのサンプルがあります。
Helpfile\ ヘルプファイルに記載されているサンプルスクリプトがあります。
Extras
AutoUpdateIt\ AutoIt3の最新バージョンを簡単に取得するためのスクリプトがあります。
Editors\ いくつかの人気のあるテキストエディタ用の構文色付けの定義があります。
Exe2Aut\ コンパイル済みスクリプトをソースコードに逆変換するためのユーティリティがあります。
  SQLite\ SQLiteコマンドライン実行ファイルとヘルプファイルがあります。
v2_to_v3_Converter\ v2.64スクリプトをAutoIt v3スクリプトに変換するためのツールがあります。
Icons
エクスプローラで.au3ファイルのアイコンとして使用されるアイコンがあります。
Include
標準インクルードファイル(定義済みユーザー関数)があります。ライブラリ関数を参照してください。
AutoItX
DLLバージョンのAutoIt v3があります。これはActiveX/COM、 DLLインターフェイスを介してAutoIt機能のサブセットを提供するものです。
SciTe
構文色付けをおこなう軽量バージョンのSciTeがあります。

繰り返しになりますがAutoItスクリプトの実行のために必要ファイルはAutoIt3.exeだけです。スクリプトを実行ファイルにコンパイルした場合、そのコンパイル済み実行ファイルを実行するためにAutoItをインストールする必要はありません。

(例外:Windows NT 4環境下ではProcess...()関連の関数が動作するためにPSAPI.dllファイルがパスが通っているディレクトリまたはAutoItディレクトリに存在することが必要になります。)

 

レジストリキー

AutoItインストーラはHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\AutoIt v3HKEY_CURRENT_USER\Software\AutoIt v3の下にレジストリキーを作成します。これらのキーはAutoItをフルインストールしていないマシン上でAutoItユーティリティが実行される場合には使用/作成されません -- AutoItはサーバーなどの上で"クリーン"に実行されます。

下の表はデフォルト(または典型的な)レジストリキーです。斜体のキーはインストーラでは作成されず、対応するユーティリティの初回実行時に作成されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AutoIt v3\
AutoIt
(Default) REG_SZ (値は設定されません)
InstallDir REG_SZ C:\Program Files\AutoIt3
Version REG_SZ バージョン番号
HKEY_CURRENT_USER\Software\AutoIt v3\
Aut2Exe
(Default) REG_SZ (値は設定されません)
AllowDecompile REG_DWORD 0x1
LastCompression REG_DWORD 0x2
LastExeDir REG_SZ My Documents
LastIcon REG_SZ  
LastIconDir REG_SZ C:\Program Files\AutoIt3\Aut2Exe\Icons
LastScriptDir REG_SZ My Documents
AutoUpdateIt
(Default) REG_SZ (値は設定されません)
DoneOption REG_SZ Notify
DownloadDir REG_SZ C:\Downloads\ForExample\
Exe2Aut
(Default) REG_SZ (値は設定されません)
LastExeDir REG_SZ C:\ForExample\
LastScriptDir REG_SZ  
AU3Info
Default REG_SZ (値は設定されません)
AlwaysOnTop REG_DWORD 0x1
ColorMode REG_DWORD 0x1
CoordMode REG_DWORD 0x1
HighlightColor REG_DWORD 0x0
HighlightControls REG_DWORD 0x1
Magnify REG_DWORD 0x0
WinH REG_DWORD 0x01c2
WinW REG_DWORD 0x012c
WinX REG_DWORD 0x0064
WinY REG_DWORD 0x0064