FreeCADメモ

画像ファイルからソリッドを作成する

2017/07/09
バージョン0.16

画像ファイルを取り込んでソリッドを作成する手順を説明します。

PNG形式の元画像 PNG形式の元画像
ソリッド化の結果 ソリッド化の結果

ビットマップ形式からSVG形式への画像変換

元画像ファイルがPNG形式やJPEG形式の場合には最初にSVG形式に変換する必要があります。以下の例ではInkscape(バージョン0.91)を使用してPNG形式画像をSVG形式画像に変換しています。

  1. Inkscapeを起動し、メニューの[ファイル]-[インポート...]を選択します。ファイルダイアログで画像ファイルを選択するとインポート用のダイアログが表示されるので[OK]ボタンをクリックしてインポートします。
    [ファイル]-[インポート...]を選択 [ファイル]-[インポート...]を選択
    インポート用ダイアログ(PNG形式の場合) インポート用ダイアログ(PNG形式の場合)
  2. 読み込んだ画像をウィンドウ上でクリックして選択し、メニューの[パス]-[ビットマップのトレース...]を選択します。表示される「ビットマップのトレース」ダイアログで「明るさの境界」が選択されていることを確認してから[OK]ボタンをクリックします。変換が終わったらウィンドウ右上のクローズボタンでダイアログを閉じます。
    [パス]-[ビットマップのトレース...]を選択 [パス]-[ビットマップのトレース...]を選択
    「ビットマップのトレース」ダイアログ 「ビットマップのトレース」ダイアログ
  3. これで元画像に重なるようにベクター画像が生成されます。画像をドラッグして元画像の上から移動させ、元画像は削除します。
  4. メニューの[ファイル]-[名前を付けて保存...]を選択し、画像をSVG形式ファイルとして保存します。
    [ファイル]-[名前を付けて保存]を選択 [ファイル]-[名前を付けて保存...]を選択

SVG形式画像のインポートとソリッド化

以上でSVG形式の画像ファイルが用意できました。次にこのファイルをFreeCADにインポートし、ソリッド化します。

SVG形式の画像 SVG形式の画像
  1. FreeCADを起動して新しいドキュメントを作成します。
  2. SVG形式ファイルを3Dビューにドラッグ&ドロップするとインポート用のダイアログが表示されるので「SVG as geometry (importSVG)」を選択して[Select]ボタン押し、インポートを行います。
    SVG形式ファイルのインポート用ダイアログ SVG形式ファイルのインポート用ダイアログ
    インポート結果 インポート結果
  3. SVG画像の内容はパス(線)としてインポートされるのでこれを面データに変換します。DraftワークベンチDraftワークベンチに移動した後、モデルツリーで全ての部品を選択してアップグレードDraft_Upgradeを実行し、面データに変換します。SHIFTキーを押しながらクリックするとモデルツリーで複数部品を選択することができます。
    面データへの変換結果 面データへの変換結果
  4. 次にPartワークベンチParttワークベンチに移動し、モデルツリーで全ての部品を選択して押し出しDraft_Upgradeを実行します。押し出し用ダイアログで[Length]を10mmに設定し、[OK]ボタンをクリックして押し出します。
    押し出し用ダイアログ 押し出し用ダイアログ
    押し出し結果 押し出し結果
  5. 最後に作成したソリッドをひとつにまとめます。モデルツリーで全ての部品を選択して和演算(ブーリアン演算)Part_Fuseを実行します。
    Inkscape-Import 和演算による結合結果

以上で画像からソリッドを作成することができました。