Function Reference

GUICtrlSetState

コントロールの状態を変更します。

GUICtrlSetState ( controlID, state )

 

パラメータ

controlID GUICtrlCreate...関数によって返されるコントロール識別子(コントロールID)。
state 下記の状態表を参照。

 

返し値

成功 1を返します。
失敗 0を返します。

 

注意


    状態表
状態 コメント
変更なし 0
$GUI_UNCHECKED ラジオ、チェックボックス、リストビューアイテムのチェックをはずします。
$GUI_CHECKED ラジオ、チェックボックス、リストビューアイテムのチェックをつけます。
$GUI_INDETERMINATE 3状態を持つチェックボックスの状態をグレイアウトに設定します。
$GUI_AVISTART Aviコントロールが再生を開始します。
$GUI_AVISTOP Aviコントロールが再生を停止します。
$GUI_AVICLOSE Aviコントロールが再生を停止し、リソースを解放します。
$GUI_DROPACCEPTED コントロールへのドラッグアンドドロップによる入力を可能にします。ファイル、他コントロールの入力を入力できます。注意を参照。
$GUI_NODROPACCEPTED コントロールへのドラッグアンドドロップによる入力を不可にします。
$GUI_SHOW コントロールを表示します。タブアイテムコントロールでは1番目のタブを表示します。
$GUI_HIDE コントロールを非表示にします。
$GUI_ENABLE コントロールを有効にします。
$GUI_DISABLE コントロールを無効にします。
$GUI_FOCUS コントロールに入力/選択のフォーカスをあわせます。
$GUI_NOFOCUS リストビューコントロールのフォーカスをはずします。
$GUI_DEFBUTTON コントロールをウィンドウのデフォルトボタンに設定します。ツリービューアイテムに関しては注意を参照してください。
$GUI_EXPAND ツリービューアイテムを開いて子アイテムを表示します。
$GUI_ONTOP コントロールの位置(Z-ordering)をウィンドウの最前面に設定します。

状態値は足し合わせることtができます。例えば$GUI_DISABLE + $GUI_HIDEを設定するとコントロールは無効/非表示状態になります。

AVIコントロールを$GUI_HIDEを使って非表示にする場合は$GUI_AVICLOSEによって終了しなければなりません。

"コンテキストメニュー"コントロールの状態は変更することができません
"リストビューアイテム"コントロールの状態は、関係する"リストビュー"コントロールに拡張スタイルの$LVS_EX_CHECKBOXESが設定されている場合のみ変更できます。$GUI_FOCUS、$GUI_NOFOCUSはスタイルに$LVS_SHOWSELALWAYSが設定され、表示可能になっているリストビューコントロールのリストビューアイテムにのみ使用できます。
"メニュー"、"メニューアイテム"コントロールの状態は非表示にすることができません

! $GUI_EXPANDに関する重要な情報:この状態はTreeViewItemsだけにしか使用できません。この'動作'を使用する場合、アイテムの下に少なくとも1つのツリービューアイテムが存在/作成されていることが必要です !
ツリービュー内の他のアイテムを選択したい場合は$GUI_FOCUSを使用します。親ツリービューにウィンドウのフォーカスがあい、指定したアイテムに選択マークがつきます。
ツリービューアイテムの1つをデフォルトアイテム(太文字表示される)に設定したい場合は$GUI_DEFBUTTONを使用します。設定を解除するには$GUI_DEFBUTTON以外の値、例えば0を設定します。この状態はGUICtrlGetStateによって返されません。

GUI_DROPACCEPTEDを表示されているコントロールに設定するとドラッグアンドドロップが利用できます。エディットコントロール/インプットコントロールにはファイル名が設定されます。
他のコントロールで$GUI_EVENT_DROPPEDが発生すると、@GUI_DRAGIDがドラッグ開始位置のコントロールのIDに(ファイルの場合-1に設定され、@GUI_DRAGFILEにファイル名が設定されます)、@GUI_DROPID がドロップ位置のコントロールのIDに設定されます。
リストビューアイテムでのドラッグアンドドロップ処理時のみ、@GUI_DRAGIDにリストビューのコントロールIDが設定されます。

 

関連

GUICtrlCreate..., GUICtrlGetState

 


#include <GUIConstantsEx.au3>

Opt('MustDeclareVars', 1)

Example()

Func Example()
    Local $msg
   
    GUICreate("My GUI state")  ; 表示時に中央に表示されるダイアログボックスを作成

    GUICtrlCreateLabel("my disable label", 10, 20)
    GUICtrlSetState(-1, $GUI_DISABLE)   ; ラベルを無効状態にする
   
    GUICtrlCreateButton("my button", 50, 50)
    GUICtrlSetState(-1, $GUI_FOCUS)     ; フォーカスをこのボタンに設定

    GUISetState()

    ; ダイアログが閉じられるまでGUIを実行
    While 1
        $msg = GUIGetMsg()
       
        If $msg = $GUI_EVENT_CLOSE Then ExitLoop
    WEnd
EndFunc   ;==>Example