Function Reference

InputBox

ユーザー入力用のインプットボックスを表示します。

InputBox ( "title", "prompt" [, "default" [, "password char" [, width [, height [, left [, top [, timeout [, hwnd]]]]]]]] )

 

パラメータ

title インプットボックスの名前
prompt 何を入力するかをユーザーに教えるメッセージ
default [オプション]インプットボックスの入力のデフォルト値
password char [オプション] 入力文字表示時に置き換える文字。入力したそのままで表示したい場合は空の文字列("") (デフォルト)もしくは1文字目にスペースを入力してください。複数の文字からなる文字列を指定した場合、初めの1文字が文字の隠蔽に使われます。 2文字目以降は特別な意味を持ちます。"注意"を参照。
width [オプション] ウィンドウの横幅。
height [オプション] ウィンドウの縦幅。
left [オプション] インプットボックスの左端位置。
top [オプション] インプットボックスの上端位置。
timeout [オプション] インプットボックスが自動でキャンセルされるまでの待機秒数
hwnd [オプション] このダイアログの親として使用されるウィンドウのハンドル

 

返し値

成功 入力された文字列を返します。
失敗 "" (空の文字列)を返し、@errorを次のように設定します。
@Error 0 = 返された文字列が不正です。
1 = キャンセルボタンが押されました。
2 = タイムアウトしました。
3 = インプットボックスの表示に失敗しました。一般にパラメータ指定の不正が原因です。
4 = インプットボックスをモニターに表示することができません。
5 = 無効なパラメータです。widthが指定されているにもかかわらずheightが指定されていないか、またはtopが指定されているにもかかわらずleftが指定されていない状態です。

 

注意

ユーザーはインプットボックスのサイズを変えられます。ただし最小で約190 x 115ピクセルまでです。デフォルトサイズは約250 x 190ピクセルです。

改行文字を除き254文字を超えて文字列は返されません。返し値は文字列の先頭から切り捨てられます。

passwordパラメータの2文字目以降の文字は入力を制限するために使われます。入力文字を表示するには1文字目にスペースを入力してください。 1文字目に続けて書かれたMは入力が必須(Mandatory)であることを意味します。つまりなにか入力しなければなりません。何も入力しないとOkボタンを押しても何も起こりません。インプットボックスは消えず、文字列も返しません。

またpasswordパラメータで入力の最大の長さを指定することができます。文字列の長さを指定するためにはパラメータの最後の文字として数字を入れてください。

 

関連

MsgBox

 


;インプットボックスを左上端に表示。入力した文字を
;表示。
$answer = InputBox("Question", "Where were you born?", "Planet Earth", "", _
    -1, -1, 0, 0)

;ユーザーにパスワード入力を求める。 パスワードの確認を忘れずに!
$passwd = InputBox("Security Check", "Enter your password.", "", "*")

;ユーザーに1文字または2文字の入力を求める。 passwordパラメータのMは
;空入力を受け付けないことを意味し、2は
;入力が最大で2文字までであることを意味する。
$value = InputBox("Testing", "Enter the 1 or 2 character code.", "", " M2")