Keyword Reference

#include

スクリプトにファイルをインクルードします。

#include "[path\]filename"
#include <filename>

 

パラメータ

filename スクリプトにインクルードするファイルのファイル名。オプションでパスの指定可。文字列でなければなりません。変数は不可。
"..."の形式で書くと編集中のスクリプトに対する相対位置となります。
<...>の形式で書くとインクルードライブラリフォルダ(通常 C:\Program Files\AutoIt3\Include)に対する相対位置となります。 インクルードライブラリには既に使用可能な多くのユーザー定義関数が含まれています!

 

注意

AutoItスクリプトでは他のスクリプトを#includeコマンドを使用してインクルードすることができます。

ユーザー関数を含むファイルを複数回インクルードした場合、"関数の重複"エラーが起きます。そのような場合、ファイルが複数回インクルードされるのを防ぐために1行目に#include-onceが書かれているかを確認してください。

"HKEY_CURRENT_USER\Software\AutoIt v3\AutoIt"に"Include"と呼ばれる特別なレジストリ値を作ることができます。これはREG_SZ(文字列)値でなければなりません。 内容はセミコロンで区切られたフォルダのリストで#include句を実行する際、通常のインクルードフォルダに加えこのリストが検索されます。

AutoItによる検索順は#includeの書式に依存します。下表に両方の書式での検索されるフォルダ順を示します。

#include <>を使用した場合
標準ライブラリ 現在実行中のインタープリタのパスに"\Include"を追加したパスが検索されます。
ユーザー定義ライブラリ 上述のレジストリ値が読み込まれ、リスト登場順に検索されます。
スクリプトフォルダ 現在実行中のスクリプトのフォルダ

#include "" を使用した場合 (#include <>の逆となる).
スクリプトフォルダ 現在実行中のスクリプトのフォルダ
ユーザー定義ライブラリ 上述のレジストリ値が読み込まれ、リスト登場順に検索されます。
標準ライブラリ 現在実行中のインタープリタのパスに"\Include"を追加したパスが検索されます。

/AutoIt3ExecuteScriptオプションの使用上の注意。 標準ライブラリが現在のインタープリタのフォルダから検索されるため、標準ライブラリ関数が見つからなくなります。 このライブラリはAutoIt3.exeを使用した場合のみ見つかります。 /AutoIt3ExecuteScriptを使用してスクリプトを実行する場合にはスクリプトを.a3xフォーマットにコンパイルすることを推奨します。

Aut2ExeはAutoIt3.exeと同じアルゴリズムを使用しています。違いはインクルードフォルダ(..\Include)と同じ階層のフォルダも検索することです。

Opt("TrayIconDebug",1)を使用すると64個までのインクルードファイルの名前がトレイツールチップに表示されます。それ以外の場合は表示されません。

 

関連

#include-once

 


;;; TIME.AU3 ;;;
MsgBox(0,"", "The time is " & @HOUR & ":" & @MIN & ":" & @SEC)

;;; SCRIPT.AU3 ;;;
#include "TIME.AU3"
MsgBox(0,"", "Example")
#include "TIME.AU3"
Exit

; script.au3を実行すると3つのメッセージボックスが表示される。
; 1つは時間、1つは'Example'、もう1つは時間が表示される。