社会契約論――政治的権利の諸原則 第四篇, ジャン・ジャック・ルソー

第九章 結論


政治的権利の、真の諸原則を立てて、国家をその基礎の上に据えつけようとする試みは、これで終ったから、後に残っている問題は、対外関係によりて、国家を強固にすることである。この問題は、国際法、通商、戦争及び征服の権利、公法、連盟、商議、条約等を包含するであろう。けれども、これ等は、極めて広汎なる新問題を形成するものであって、私の狭い眼界を遥かに超えている。私は、終始私の眼界を、もっと局限しなければならなかったくらいだ。